親の金で進学した私が見た教育格差
私が鬱病から少し復活し、初めてフルタイムアルバイトをした時
親の裕福度で道が分かれる瞬間を見た
親の脛をかじっていた私は言いようのない罪悪感を感じたのも覚えている
登場人物は二人だ
私は当時25歳で、その登場人物二人もバイト仲間でいわゆるフリーター
その二人は、同じ夢を持っていた
一人は、進学せずにフリーターをしていた
そしてアルバイトをしながら
絵を描くことを夢見ていた
進学しなかった一人は親の協力の元、学資保険を組んで、美術の専門学校へ行き、その後夢を叶えた
美大にまで行ったけどお金がなかった子は
学資保険を組むこともできずに、そのまま外食産業へ就職した
そして親のお金で進学し、退学し、親のお金で家に住み、親のお金で食事をしていた私は
結局どこにも就職せずにフラフラと生きていた
私は一番恵まれていて、一番選択肢があって、一番夢を叶えられる可能性があったのである
言いたいことも、オチもないのである
ノシ